ボストン人は日本人より働きもの☆アメリカ人は休みが少ない。
【第2の故郷ボストンについてーアンチアメリカンだった私が今やアメリカって超大国なのは当然だと思うレポート】
日本人として、今まで誇らしく思ってきたことは「日本人は世界で一番勤勉で、残業も厭わず、よく働くし、休みも少ない」でした。
私が日本人以外で一番親友が多い国籍はフランスです。フランスなんて、年間の長期休暇が法律で制定されていて、もし有給を使えなかった場合は、会社が使えなかった分のお金を支払うので、従業員に必ず有給消化をするよう厳しく促します。
そのため、友人らは大体年間2回の2週間以上の休みを楽しみにしており、そのために働くといった風です。「フランス人はあんなに休みをとって、国が成り立っているのだから、日本人は元々勤勉なので、年間で2週間×3セット、休んでもやっていけそう」と思っていたものです。
ボストンで驚いたのは、「ボストニアン(ボストン人)は日本人よりも働く」こと!!です。これは衝撃的でした。
私は日本人が先進国では一番働く、と自負していましたが、まさに「井の中の蛙」でした。さらに言わせてもらうと、日本人よりも、もっと効率的に働いている、気がします。
冒頭のタイトルにあるとおり、こんなに働くのだから、超大国でもおかしくないのです。当然、です。
まず、ボストンは「祝日がない!!」。ボストンで日本の家族とネットで話していると「え?また日本では3連休?」って思いました。
ボストンは、11月末の「サンクスギビング」が大体4連休程度で、それ以外に3~4連休とかは存在しません。
ときどき各州の休日があります。しかし、中小企業はその休日がないことが多いのです。
「日本人って休み多い!」と、生涯初めて感じました。
もちろん、ボストニアン(ボストン人のこと)はヴァカンスはとります。でもフランス人みたいに2週間は稀。みなさん7~10日くらいを夏に1度。
大晦日は日本のように大々的に祝うことがないので、12月31日は休みでも、1月2日から出勤していたりして・・。クリスマス休暇も、長期で取らない人も多いのです。日本のようにお盆やゴールデンウイークもない!
もちろん、ボストニアンは毎日「残業」ではなく、残業すべき時はする、しないときはしない(そして、家族との時間を大切にする)、とサービス残業など一切ありません。ただ総体的に「よく働くな~~」という印象。
仕事を2つ持っている人もとても多いです。それはブルーカラーの人たちかな。2つの仕事をしているのは、移民で永住権を持っている人が多いと思います。
アパートのメンテナンスをしてくれる技術さんは、カリブ海沿岸の国から来たと言います。アメリカでは日本以上に学歴社会ですから、その人は子供に私学で高い教育を受けて豊かな生活をして欲しいということで、昼も夜も働いているそうです。
私がある日、徹夜で仕事をせねばならず、そのあくる日に寝ていたらアパートメンテナンスで、その技術者さんが入ってきて、寝間着の私に「君も夜も仕事をしているの?本当に夜も昼も仕事は身体にこたえるね」と言いました(私はそのときはたまたまです。でも白人ではないので、2つ仕事を持っていると思われたのかな)。
シカゴでもありました。シカゴオヘア空港から市内まで、エアポートシャトルに乗ったとき、その運転手さんと話すと、やはり、2つ仕事を持っているカリブ海から来た人でした。
家族の話を聞くと、お子さんが2人いて、お子さんをクリスマスにゴージャスなホテルに連れていってあげた、などと話をしていくうちに・・・『僕が2つ仕事を持っているのは、子供に高い教育を受けさせてやりたいからだ、今クリスマス時期には、シカゴは道路が混むよね。弁護士や医者がリムジンでパーティーに繰り出しているんだよ(➡冗談半分)。子供が大きくなったら、そういうクリスマスを過ごさせてあげたいからね』と、つぶやいていました。
上記のような印象は、もちろん私の個人的主観です。アメリカでもぐうたらしている人もいるのでしょう。
今まで、どの国に行っても「日本人は本当に働く!」と感じ、誇りにし、日本人よりも「働く」と思ったのは、ベトナムの主婦くらいでした。
しかし、ボストニアンは、本当によく働く。そして、こういう人がアメリカという超大国を大いに支えていると感じます。
アメリカにいると日本の島国的料簡の狭い私が露呈されてきます。日本、大丈夫か??
【拙著新刊『新TOEICテスト完全攻略(2016年新TOEICテスト対応)』!よろしくお願いします!!!】
0コメント